9. 桜第六西のネコ |
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9. 桜第六西のネコ
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今日もなかなかいい天気。たえちゃんに捕まりそうになるのを振り切り外へ出た。いつもの場所に行くと、まだシロちゃんは来ていない。朝日を見ながら待っていると、何やら3匹のネコ達がやってきた。 「見たことのない顔だな~」 タマはちょっと驚いてじっと見た。 「桜第六東はいい場所だよな~僕たちは西だから朝日を浴びれない。ひどいと思わないかい?新入りの君に言っても仕方ないけどね…」 「僕は…ちょっとわからないよ。」 タマは言った。 「そうだろうさ、でもそのうちわかるよ。」 そう言うと、西の方へ歩いて言った。 タマは思った。そもそも東と西に別れる必要があるのか?昔何があったのかわからないが、昔の事。仲良くネコ達で共有すればいいのにと。 「タマちゃん、遅くなっちゃった。出ようとしたら小太郎に捕まってしまって…」 タマは西の方を見つめ考えていた。 「シロちゃん…。」 「シロちゃん、どうしたの?」 今、出会ったネコ達の話をした。 「そんなこと言われたのね。私も詳しくは知らないから、レオンに話してみましょう。」 いつもの場所へ入り込んだ。 |
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